2012.11.07更新

私たちは仕事の中で、動物に麻酔をかけることに慣れていますが、
飼い主さん側から考えると、「自分ちのワンコ・ニャンコが麻酔をかけられる」、という状況は、そうそう何度も経験することではありません。
不安に思われて当然のことだと思います。
「麻酔」=「怖いこと」と、考えていらっしゃる方もおられるでしょう。

私たちは自信を持って麻酔をかけることができるように、より安全な薬剤を使用し、より確実な方法を選択しています。また、麻酔をかけた動物の状態を管理するためのモニター機器も充実してきました。
麻酔に関する環境は、この10年くらいで、かなり進歩してきたのではないでしょうか。

「麻酔をかけて、死んだりしませんか?」と聞かれることがときどきあります。麻酔の危険度はゼロではありませんから、「絶対、大丈夫です!!」とは言えません。
もし、「麻酔の危険率はどれくらいですか?」と聞かれたら、「宝くじを1枚買って、10万円当たるくらいの確率だと思ってください」と、お話しします(基礎疾患の無い場合)。宝くじを買わなければ当たりませんが、1枚でも買ったら当たるかもしれません。同じように、麻酔をかけなければ危険はありませんが、麻酔をかけたらトラブルに遭う確率はゼロではないということです。正確な数字とは言えませんが、おおまかなイメージをつかんでいただくために、そのように説明しています。

もちろん、当院のスタッフは、麻酔事故が起こらないように、毎回細心の注意を払って麻酔の管理を行っていますので、手術や歯科処置など、麻酔が必要な場合には、信頼してお任せいただきたいと思います。

投稿者: 西向日どうぶつ病院

2012.11.06更新

「最期は自宅で看取りたい」という考え方が広がってきているような
気がします。・・・というか、私自身がそういう考え方に変わってきたの
かもしれません。
若い頃は、「可能性のある限り最善の治療を尽くすこと」が私たち
獣医師の使命であると考えていました。状態の悪い子たちを積極的に
入院させ、夜中も付きっきりで看病する・・・なんていうこともやって
いました。病院で亡くなったときも、「最善を尽くした」と、ある種の
満足感とか充実感みたいなものを覚えていたのかもしれません。
でも、それって、間違っているんじゃない? 最近、そう思っています。

病状は相当悪いのだけれども、入院させて治療をしても大きな改善が見込めないと予測されるときは、入院せず、出来るだけ自宅で家族と一緒にいる時間を長くとってもらうことを優先するケースがあります。
そこの見極めがとても難しく、入院してじっくり治療するか、通院治療を選択するか、いつも頭を悩ませるところです。
「もう長くないから、おウチで看てあげてください・・・」とお返しした
ワンコが、しばらく経ってから元気になって来院した時などは、
とても嬉しく、心の底から「良かったね!!」と思うのですが、
予後判定が正しくできなかったことを考えると、
ちょっと複雑な気持ちになってしまします。

入院するか、通院治療にするのか、最終的には家族のご意向を優先
しますが、この先どれくらいの期間、その子が頑張るのかを予測する
ことは本当に難しいな、と、いつも思います。

投稿者: 西向日どうぶつ病院

2012.11.06更新

「入院」という言葉を聞くと、「大変な病気」と連想してしまいます。
「もしかしたら、無事に退院できないのではないだろうか」、と
心配されることもあるでしょう。
「愛するワンコやニャンコと一時的にでも離れてしまうことに
耐えられない」という方もいらっしゃるかもしれません。
「なるべく通院で治療をしたい」と考える方が圧倒的に多いと思います。
当然です。私自身も、もちろん通院派です。
自分ちのワンコが入院せねばならないと考えるだけで辛いですよね。
ですから、当院では、できる限り通院で治療するように努めています。

でもでも、治療のためには、「どうしても」入院しないといけない
ことがあります。
大きな手術を受けるときや、静脈点滴が必要なとき、朝晩の処置が
必要で通院が大変なときもあるでしょう。

当院でお預かりした限りは最善の治療を施させていただきますが、
入院すること自体をストレスに感じるワンコ、ニャンコもいます。
治療とストレスの間で上手くバランスを取りながら、入院期間を
できるだけ短くできるように努力しています。

投稿者: 西向日どうぶつ病院

TEL:075-921-0602 お問い合わせ