昨年末くらいから、立て続けに3頭、糖尿病のコが来ました。

日本では、ヒトの糖尿病患者は結構多いので、
皆さん馴染みのある病名だと思いますが、
ワンコ&ニャンコの場合、それほど多い病気ではありません。
当院では1年に1頭お目にかかるかどうかというくらいです。
それが、短期間のうちに3頭も来るなんて、ちょっとビックリです。

内訳は、チワワが1頭、猫が2頭。食餌療法と飲み薬から
始めましたが、3頭とも反応が芳しくなく、インシュリンの注射に
切り替えました。

1日2回のインシュリン注射で血糖を適正な数値に下げることが
必要です。一般的には、血糖値が180を超えると尿に糖が
出ます。注射するインシュリンの量が少なすぎると症状が
全く改善されませんが、多すぎると血糖値が下がりすぎて
神経症状が出てしまいます。

目標とする血糖値におさまるようにインシュリンの量を微調整
しながら治療していきます。
稀に、注射しなくても良くなるケースもありますが、
多くの場合、生涯注射が必要です。

糖尿病は、食餌や体重管理を含め上手に対応していけば
怖がることはない病気ですが、油断すると命に係わる病気
ですので、しっかりと治療を続けていきましょう!!
                             

西向日どうぶつ病院